次回発声指導の会のテーマは「鼻腔」
さぁ、我々歌をやっているものとしては1つ避けては通れない質問があります。
「鼻腔共鳴は必要か」
正直賛否両論あります。
その中で、スタジオJJでは
「必要ない」
との見解をもっています。
これを発信するということにほんとに勇気がいります・・・
なにせ、鼻腔共鳴を考えて歌っていらっしゃる方ほんとうに多いと思います。
誤解しないでほしいのは、決して鼻腔共鳴が必要だとしている人の尊厳や考えをおろそかにしていないということ。私たちは、今のところ「必要ない」との答えにたどり着いているだけで、この先新しいことがわかったり、別の考え方や実践方法で「必要」となる日が来るかもしれないということです。
だけれど、今のスタジオJJの考えをはっきりさせるために、あえてもう一度言わせてください。
「鼻腔共鳴は必要ないです」
理由として一番大きいのはアンチフォルマントがでるからですね。
・鼻腔内部は空気の通り道がまっすぐには進めないため声道が長くなり、口腔のみの共鳴に比べて全体的なフォルマントは下がる
さらに、鼻の中って迷路みたいで素材はぶよぶよした感じです。
そんなところを空気が通ったらって考えるとやっぱり響きにくくなるのかなぁなんて思います。
あとは、鼻腔を通らないようにする(=軟口蓋を上げて鼻腔の通り道をふさぐ)をしたときの方が声が響くというのを実体験として持っているからでしょうか。
いろんな意見があると思います。
ぜひ、スタジオJJの考えを聞いてもらって、皆さんの考えも聞かせてほしいです。
さぁ、発声指導の会の予約お待ちしております。