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アンチフォルマントおさらい

次回発声指導の会のテーマは「鼻腔」


前回ブログで

「鼻腔共鳴は必要ない」

「鼻腔共鳴はアンチフォルマントにつながる」


と発信させてもらいましたが・・・そういうばアンチフォルマントって???

あまり聞きなれない言葉ですよね。


発声指導の会でもフォルマントについての会は何回か前に終わってしまったところ。

今日はフォルマント、アンチフォルマントについて一緒に軽くおさらいしましょう!


まずフォルマントとは・・・


喉頭原音で発せられた振動は、声道の形や長さによって各周波数帯の振動が増幅、または減少させられて、なだらかに減少していた上音に山と谷ができるこの時、増幅させられて山(ピーク)になっている部分をフォルマントという。


はぎの耳鼻咽喉科の音声外来の時間にはこのフォルマントを測る機会がありますが、簡単にいうと「声のエネルギーですよ~」って説明してます。

折れ線グラフの図が見やすいですね。山と谷になって出てきます。

山のところの周波数がエネルギーが高くて、谷のところはエネルギー低いってことですね。


この山が3000Hzぐらいに出てきてくれると通る声だって言われてます。

なので、発声を指導するうえでは3000Hzあたりに山が出てくるかどうかトレーニング前とトレーニング後で測って見比べてもらいます。


じゃあ、アンチフォルマントはなにかっていうと、このフォルマントのエネルギーを消しちゃうアンチなフォルマントです。発声すると谷方向にエネルギーが働きます。


・アンチフォルマントとはフォルマントとは喉頭原音で出されている周波数が声道の形によって減少させられている周波数帯のこと →音声スペクトル分析をした際に「谷」になる部分である

・声道の管に分離があるとアンチフォルマントが起こる →鼻音、摩擦音

・鼻音は軟口蓋が下がって鼻腔への道が開いたときに起こる

・鼻腔共鳴されたエネルギーは出口が狭く、また、鼻腔内部の柔らかさによって吸収されて全ては放出されない



ってことで鼻腔共鳴はアンチフォルマントにつながるのです。


おさらいは以上!!!

過去の会のことでも質問を受け付けてる発声指導の会!!!

次回は7/18㈭に開催です♡




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